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反抗期という嵐がさった高校1年生と、受験という佳境に入った中学3年生の息子。
そして我が家の癒しである小学4年生の末娘。今を大切に、更新はボチボチ頑張ります[ー(長音記号2)]

自分の目線 [経験]

先日、24時間テレビがありましたね。

子供がいては落ち着いて見ることもできませんでしたが、


世の中を知る、と言ったら大げさかもしれませんが、
誰もが自分の目線を変える「きっかけ」になれば良いのになぁと思います。


このことを記事にするのは、ちょっと迷ったのですが、
ちゅーこさんのブログを読んで、
皆が少しでも目線を変えてくれればと思って、私なりの気持ちを書きました。




私には全盲の友人がいます。


出会いは、10年前くらいでしょうか。

まだ働いていた頃、いつも同じ駅、同じ場所から乗り、同じ駅で降りる盲目の女性がいました。


それまで私はボランティア等には一切携ったこともなく、どう接するべきかも知らず。
よく見かけるなぁくらいに思っていました。


ある日、電車が乗り位置から大幅にズレ、声をかけました。

一緒に乗車し、いつも同じ駅を利用していることを話し。

それからは見かけると声をかけるようになりました。


いつ見ても、不思議なくらい(と言ったら失礼なのですが)、オシャレで
目が見えないのに、どうやって服を選んだりしているんだろう?と思っていました。

私よりは10歳くらい年上なのですが、すっかり仲良くなり、
一緒にショッピングをしたり、ご自宅に招いて頂くようになりました。


そして、初めてご自宅に招待された時は、またまた驚きました。

きちんと片付けられ、玄関には花が飾られ、火を使ってお料理をする。


本当に目が見えないとは、感じさせられませんでした。


どこか、やはり偏見のようなものがあった自分を恥ずかしく思いました。



そんな彼女のパートナーも全盲の男性です。

彼女は生まれつきの盲目だそうですが、その方は大学の時に病気で視力を失ったと聞きました。


生まれつき盲目の彼女にしてみると、彼はハンデが大きいと言いますが、
私からすれば、二人とも盲目を苦ともせず、普通に生活しています。


実際、子供たちを連れて何度かお邪魔していますが、子供たちは彼女たちが見えないことに


気づいていません。


子供たちに見えないことを話すべきなのか、まだ悩んでいるのですが、
そろそろ物事がわかる年齢になってきたので、話をしようかとも思っています。



私は彼女に出会い、街中の点字、点字ブロックの重要性を知りました。

盲目の方を見かけても、声をかけることができない方も多いかと思います。


でも、声をかけてもらってうれしかったと言われ、

声をかける勇気も必要だと感じました。



私には盲目を感じさせず生活しているように思えても、ハンデがあるのは事実です。

せめて、何もできなくても、点字ブロックの上に障害物となるものを置かないとか。
白杖をもっている方を見かけたら、白杖の妨げにならないようにして欲しいと思います。



一昨年、私の父が脳溢血で倒れ、右半身麻痺になり、今はリハビリの甲斐あって、
自力で歩けるようになりましたが、いつも杖をついています。

杖が無くてもそれなりに歩けますが、もし誰かとぶつかった時、バランスをとれず
転倒してしまうからと。

自分は足が悪いからという目印です。



バスの中で、杖をもっている高齢者がいても席を譲らない世の中。

車椅子専用駐車場に、混んでいるからと、許可無く平気で車を停められる方。。


非常識な人だなと思っても、父が倒れるまでは、あまり気にも止めませんでした。


自分が、その立場になってみないとわからないことって一杯ありますが、

改めて、目線を変えて考えて欲しいと思います。



もちろん、目にみえる障がいだけではありませんが。。。





ちゅーこさんのブログで、「障がい」という言葉についてコメントがありました。
http://chu-chu-chu-ko.blog.so-net.ne.jp/2008-09-01#comments


「障がい」のがいをひらがなにしようという運動があるそうです。

このことは知りませんでしたが、
私は「健常者」という言葉も「障害」という言葉も、好きではありません。


障がいは「害」では無いと思うから。



偉そうなことを言える立場では無いし、どう言ったら伝わるかわかりませんが、

自分が人の助けを必要としないのであれば、


せめて人の迷惑になるような行為はしないで欲しいと思います。


気持ちにゆとりがあるのならば、迷わず手助けしてあげて欲しいと思います。





追記(2008.9.4)
遅ればせながら、調べてみました。

障がいの「がい」の字にひらがなを用いることをきっかけに障がいを持つ方々の幸せを応援する活動
Fプロジェクト http://www.geocities.jp/fumiyo_project/hp.html

FprojectLogo-M.gif

心のバリアフリーの第一歩です。


活動ブログ http://blog.goo.ne.jp/f-project_blog
コメント(11) 
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コメント 11

てんちん

誰に対しても思いやりや、相手の立場になって物事を考えることが大切なんでしょうね。困っている人がいたら迷わず手を差し伸べる、そんな人間でありたいと思います。
by てんちん (2008-09-03 12:59) 

momomo

てんちんさん、ありがとうございます。
誰に対しても…難しいですが、大切なことですよね。
てんちんさんのように思ってくれる人ばかりなら、やさしい世の中になるのになぁ。
by momomo (2008-09-03 13:37) 

ちゅーこ

昔、新聞で、エスカレーターで歩かない人は急いでいる人のために片側をあけるのが決まり事のようになっているけれど、足の悪い人にとってはあける側に立っていないと危険なこともあり、何度もいやな思いをした・・という記事を読んだことがあります。
 実際にその立場になってみないとわからないことも多いのだと思いました。
 気持ちのゆとり、大事ですよね。私もちょっと目線を変えて周りをみていきたいと改めて思いました。
 momomoさん、素敵なお友達がいるんですね。ちょっとしたきっかけでずっとおつきあいしていけるお友達ができるんだなぁと感心しました。

 そして、記事をつなげていただいてありがとうございます♪
こんんふうに私の記したことを受け止めてもらえて、ブログっていいなとまたまた思ってしまいました。とっても嬉しいかったです^^
by ちゅーこ (2008-09-03 17:24) 

hidejii

たしかに 最近 非常識だなと思う人が たくさんいるのにがっかりです 
だからといって 自分も注意できません だめな人間です ( ┰_┰) シクシク

by hidejii (2008-09-03 21:17) 

みえまる

妊娠や子連れを体験することで、女性は特に社会的弱者の立場を
たった数年ですが経験するのに、その数十年後に、
大変さをわかってくれて助けてくれる「おばさま」になる人と、
そんな昔のことは忘れてしまう「オバハン」とが居ますよね(笑)
後者にならないように気をつけたいと思います。
by みえまる (2008-09-04 09:24) 

momomo

ちゅーこさん、こちらこそありがとうございますm(_ _)m
思っていても言えないこと、うまく伝わったかどうかわかりませんが、この記事を読んでくれた方の目線が少しでも変わってくれればと思います。
といっても、私のところに遊びに来てくれる方にこの記事は不要と思っています。

きっかけはブログですが、面識が無くても、大切な出会いと思っています(^^)
これからもよろしくお願いしますね!

hidejiiさん、ありがとうございます。
悲しいですが、私も声に出してまで注意することはできません。
座っている人にしても、もしかしたら具合が悪いのかも?とも思いますし。
明らかに非常識は人には、言いたいと何度も思ったこともありますが、こんなご時勢で逆切れされても怖いですし。
些細なことでも、気づいた時には自分ができる範囲でやれればと思っています。

みえまるさん、お忙しい時にありがとうございます!
妊婦になって、子供が産まれて気づいた目線もたくさんありますよね。
世の中、子連れにやさしくないなぁとつくづく思います。
おせっかいと言われても、私はうるさい「おばさま」を目指しますよ(笑)
by momomo (2008-09-04 10:15) 

rinnminn

ちゅーこさんのところからお邪魔しました。
心のバリアフリーっていい言葉ですね^^
助けるというか思いやりなんでしょうね。

以前、テレビで北野たけしさんが、『お前、車椅子だけど足悪いのか?』、『お前は顔が悪いだろ!お前よりマシだ!』くらいの会話ができるようななったらいいのになぁ~と言ってました。

ちょっと極端ですが、偏見さえなければこんな会話も成り立つのかなぁ~と思ったことを思い出しました。

私も心のバリアフリーを大事にしようと思います。
ではでは^^
by rinnminn (2008-09-04 11:14) 

momomo

rinnminnさん、はじめまして。ご訪問ありがとうございますm(_ _)m

障がいとは無縁の生活をおくられている方も多いと思いますが、
たけしさんの話しのようになれたらステキかもしれませんね。
誰もが偏見なく生活できれば良いのにと思います。
そうすれば、手をさしのべることも当たり前になるのになぁと。。

思い切ってFプロジェクトの春原さんへメールしてみました。
早々にご連絡を頂き、ロゴを頂きました。
これも何かの縁ですので、よかったら活動ブログものぞいてみて下さいね。
http://blog.goo.ne.jp/f-project_blog/
by momomo (2008-09-04 19:49) 

紅天狗茸

実は手を貸したいけれど、どうして良いのか分からない、手を貸してよいのかさえ分からない、という人が沢山いるように思います。
障がいについての情報、どんな手助けが助かるのか、障がいのある方たちと関わる場が、もっと普通に(ボランティアに参加するまでもなく)あると良いのにと感じます。

by 紅天狗茸 (2008-09-05 16:15) 

れーたん

私も”障害””健常者”という言葉は嫌いです。
旦那の友達にとても小さい方がいるんです。
見た目ではっきりと分かる事なので、子供の頃から苦労したと
思います。本人は『自分はこんなだから彼女もできない』と言うのですが
旦那を含め、幼少からの友人たちはこう言うのです・・・
『背が低いだけじゃないか!!』
rinnminnさんのたけしさんの話、ステキですね。
体のどこかに不自由があっても、”かわいそう”とか”弱者”だとか
決め付けないで、付き合っていけたらいいですね。

by れーたん (2008-09-05 22:34) 

momomo

紅天狗茸さん、確かにそうですよね。学校で道徳の時間があっても、そういった具体的な対応の仕方は何一つ教えてくれなかったですし。
でも、自分で見て、大変そうだなとか、困っていると感じた時に声をかけてみることからなのかなって思います。そこで大丈夫と言われれば、それでOKですし。
小学校では生活という授業があるそうですが、まさしく生活する上で、誰とでも交流できるよう、教えて欲しいと思います。

れーたんさん、一人ひとり違いますが、それは個性で、皆同じだと誰もが同じように接してくれれば、お友達もそんなふうに気にすることはなかったのかもしれませんね。。幼い子供たちは偏見なんてなく誰とでも仲良く遊ぶのに、どこで違ってきてしまうんだろう…
やはり子供のうちから色々な人と接する機会を学校がつくっていくべきなんだと思います。お勉強よりも人として学ぶべきことが抜けているように思います。

でも、こうやって、同じように思ってくれる人がたくさんいてうれしいです。
もっともっと、Fプロジェクトの輪が広がりますようにo(^-^)o

by momomo (2008-09-06 20:08) 

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